■デラウェア
7月中旬〜8月上旬
葡萄といえば・・・もっともポピュラーな葡萄「デラウェア」。
デラウエアは、アメリカ原産の自然交雑種で、1855年にオハイオ州デラウェアで命名され、日本には1872年に初めて輸入されました。
完熟期の房の色は赤紫色で、粒の直径が10 mm~13 mm程度の小粒のブドウです。
糖度は20~23 度と大変に甘いおなじみの葡萄です。
ジベレリン処理によって果実内部の種を除去し、種無しぶどうとして出荷されます。
古くからあるこのデラウエアの味は、我々日本人の「夏の記憶」をより感慨深いものにする。
■ナイアガラ
8月上旬〜8月下旬
白ワインにも使用され、とても良い芳香が漂う葡萄「ナイアガラ」。
ナイアガラは、主に北アメリカで生産される葡萄で、日本では長野県と山形県が主な産地です。
ネーミングは北アメリカにある有名な「ナイアガラの滝」を
あやかって命名された葡萄です。
この葡萄の大きな特徴はとにかくとてもいい香りがすること。
あたり一面に広がるとても美しいエメラルドグリーンの光景と
心身をリフレッシュしてくれるような優雅な香り。
ナイアガラが旬の季節は、それはもう素敵な空間です。
もぎとりの観光客の皆様を毎年楽しませてくれる「ナイアガラ」は、
とても幸せな気分にさせてくれる「究極のフレグランス葡萄」なのです。
■キングデラ
8月上旬〜9月上旬
普通のデラウェアと比較すると2倍くらいの大きさの違いがあり、
房重は300〜400g程あります。
「レッドハ゜ール×マスカット・オブ・アレキサンドリア」を交配して育成された品種で、
糖度が高くとってもジューシーな味わい。
デラウエアとはまた一味違う風味と甘さがあり、糖度は20度〜23度程になる。
取材中は糖度25度のギングデラも収穫されました。
香りはあまりありませんが酸味も程よくあって、 食感と風味が最高に良いためとても食べやすい。
ロザリオビアンコ・シャインマスカット・マニキュアフィンガ―・オリエンタルスター・シナノスマイル・
ピオ-ネ・赤嶺・甲斐路 etc.....生産者がおすすめする旬の葡萄詰め合わせセットです。
■ハニービーナス
8月中旬〜8月下旬
「紅瑞宝×オリンピア」を交配した品種で、甘くてとても美味しい白ブドウ「ハニービーナス」。
濃厚な香りで皮離れが良いハニービーナスは糖度が20~21度もあり、ピオーネよりも大変甘いのが特徴です。
そのネーミングのようにとても甘く美しい上品な葡萄「ハニービーナス」には、
天然ビタミン「ポリフェノール」がたっぷり含まれています。
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■ベニバラード
8月中旬〜8月下旬
山梨県甲府市の米山孝之さんが「バラード×京秀」を交配した品種で、2005年に登録された葡萄です。
ベニバラードは、鮮やかな赤紫色で果皮が薄く果肉がしまっていて、皮ごと食べられる品種です。
あっさりしていてサクサク感があり、香りは少ないがとても甘味のある上品な葡萄です。
■ゴ-ルドフィンガー
8月中旬〜8月下旬
映画007のようなネーミングで、そのスタイリッシュなシルエットも
とってもお洒落な葡萄「ゴールドフィンガー」。
粒は鮮やかな黄緑色に輝き、独特の形状(楕円形)をしているのが特徴です。
とても甘く形もとてもお洒落なため女性に大変人気のある葡萄です。
酸味は程よくあり、甘さは格別です。
果皮がとても薄いため皮ごと食べることができます。
上品な「形状」と高貴な「風味」を堪能できるお洒落な葡萄です。
■藤稔(ふじみのり)
8月中旬〜8月下旬
藤稔(ふじみのり) は、神奈川県藤沢市の青木氏が、
多くの方々に喜んでいただける葡萄を作りたいと願いながら開発したとても果肉の大きい葡萄です。
果粒がとにかく大粒で500円玉くらいの大きさになります。
中でも大きいものにはゴルフボールをも超えるような果粒もあります。
日本国内の黒色大粒種の中でももっとも果粒が大きい品種で、
糖度が高くて果肉が柔らかく、酸味も少なくあっさりしていてとてもジューシーな風味が魅力の葡萄です。
■翠峰(すいほう)
8月中旬〜8月下旬
翠峰は、房全体の粒張りが大変良く黄緑系の葡萄の中でも超巨大粒の葡萄です。
一粒あたりの重さはなんと16g〜20g程で、糖度も約18〜21度くらいになります。
甘さのレベルは中ぐらいですが、何といっても酸味と甘さのバランスが絶妙。
果皮を剥いて食べる葡萄ですが、種は入っていません。
ジューシーな食感でサクサク感があり、とにかく大きくて食べ応え満点の葡萄です。
翠峰の粒の大きさにはきっと驚くと思います。
ゴルビ-・安芸クィーン・ロザリオビアンコ・シャインマスカット・
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■ウインク
8月中旬〜8月下旬
とってもチャーミングでお洒落なネーミングの葡萄「ウインク」。
ウインクは赤黒色でとても実の固い葡萄です。
赤色系葡萄の代表格「甲斐路」と「ルーベルマス」の交配種で、濃厚な味わいをお楽しみいただける品種です。
種はなく酸味もあまりありません。
さっぱりとした味で、糖度は20度ほどあります。
■ゴルビ-
8月中旬〜8月下旬
美しいピンク色に頬を染めたような赤系の大粒品種「ゴルビー」。
この品種が誕生した当時、旧ソ連をロシアに大変革した指導者「ゴルバチョフ書記長」の
名前にあやかって「ゴルビー」と命名されたという由来を持つ。
「ゴルビー」は1983年に「レッドクイーン×伊豆錦3号」を
交配し誕生した品種で、糖度は20度超の品種です。
大粒ですのでナイフで半分に切って食べると良いです。
美しい赤ピンク色に輝く大粒ゴルビーは、果肉がとても引き締まり、
甘みと酸味のバランスがとても良い、濃厚な味わいを堪能できる高貴な葡萄です。
■安芸(あき)クィーン
8月中旬〜8月下旬
安芸クイーンは、倒卵形で果粒重は13〜15g程度。
見た目はまん丸で粒はかなり大きい。
鮮やかな紅色で巨峰をさらにグレードアップしたような美味しい葡萄です。
ジューシーでフォクシー香(アメリカ系ブドウの持つ香り)があります。
果汁の甘みは強く、糖度は18〜20度程度で巨峰よりも高く、独特の風味があります。
リピーターが多く満足度の高い品種です。
■ロザリオビアンコ
8月中旬〜9月上旬
「ロザリオ・ビアンコ」は、直訳すると「白バラの花冠」という意を持つ。
これは大珠6個、小珠53個を鎖でつないで輪状とし、
それを繰りながら唱えるロザリオの祈りからイメージされた神聖なネーミングである。
ロザリオ・ビアンコは、山梨県で「ロザキ×マスカット・オブ・アレキサンドリア」を交配して
昭和62年に品種登録された品種で、形はやや楕円形で、種があり、皮をむいて食べる葡萄です。
とてもジューシーで食べ応えがあり、根強い人気があります。
香りはありませんが、甘味と酸味のバランスが良い上品な葡萄です。
■シャインマスカット
8月中旬〜9月中旬
濃厚な味と、フルーティーな香り...さっぱりとした甘味で
女性に大人気の高貴な葡萄「シャインマスカット」。
外見は黄緑系の短楕円形でマスカット香があります。
糖度は20%程度ととても高く、酸含量は0.3〜0.4100mlと少ない。
シャインマスカットは種はなく果皮も大変薄いため皮ごと果肉を食べることができます。
上品な甘さと独特の香りが口いっぱいに広がる高貴な葡萄「シャインマスカット」は、
まだまだ希少性の高い品種のため贈答品としての需要が近年急速に高まっている。
今最も人気のある最高級の葡萄です。
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■マニキュアフィンガ―
8月下旬〜9月上旬
女性の美しい指先にマニキュアを塗るように果実の先端から少しづつ赤色に着色してくる葡萄「マニキュアフィンガー」。
「ユニコーン×バラディ」の品種交配で出来た欧州系の新品種です。
糖度は16度程であっさりとした甘さです、適度な酸味もあって種はありますが皮ごと食べることができます。
パリッパリッとした歯ごたえがある、とてもスタイリッシュで上品な葡萄です。
■オリエンタルスター
9月上旬〜9月下旬
「安芸津21号×ルビーオクヤマ」の交配品種「オリエンタルスター」。
果皮は黒色に近い赤紫色系で、果粒はとても大きい。
糖度は19度と高く、皮ごと食べることができるパリッとした食感が特徴のとても美味しい葡萄です。
まだまだ新しい品種のため馴染みは薄いですが、ネーミングのように東洋の輝きを放ち始めた注目の葡萄です。
■シナノスマイル
9月中旬〜9月下旬
長野オリンピックの記念品種として命名された「シナノスマイル」。
シナノスマイルは鮮やかな赤色系で、果肉は大きくまん丸な円形をした葡萄です。
糖度は18〜20度程あって、あっさりとした甘さでとても食べやすいのが特徴です。
果粒はかなり大きく、果肉はとても締まっていて大変食べ応えがあります。
贈答などでプレゼントした相手も思わず笑顔になってしまうような、スマイリーな美味しさを堪能できる葡萄です。
■ピオ-ネ
9月上旬〜10月上旬
「巨峰×カノンホールマスカット」を交配した品種で大玉葡萄のロングセラー「ピオーネ」。
静岡県の井川秀雄氏が1957年に交配した品種です。
この葡萄が大好きな方はとても多く根強い人気を誇っています。
この葡萄の特徴は、巨峰よりも香りが強く、強い甘みがありながら爽やかな酸味もあります。
味はすっきりとしていて大粒なのに実が締まり、果汁が豊富です。
「ピオーネ」は「開拓者」を意味するイタリア語が語源になっています。
■赤嶺(せきれい)
9月中旬〜10月上旬
赤嶺(せきれい)は赤系葡萄の代表格「甲斐路」の一種で、
とてもサクサク感があるサッパリとした上品な葡萄です。
粒は大変大きく、歯切れも良く、糖度はとても高く20度〜23度程になります。
上品な甘さとサクサク感が女性にウケています。
■甲斐路(かいじ)
9月中旬〜10月上旬
赤系葡萄の代表格「甲斐路」は「フレームトーケー×ネオマスカット」を交配した品種で、
1977年に登録された美しい紅色の葡萄です。
赤系の品種の中でも一番遅く、その美しい紅色の輝きが魅惑のオーラを発しています。
マスカットのようなとても良い香りがあって、コクのある甘さとみずみずしい食感が大変人気です。
果粒の重さは10g前後で、粒が落ちにくく贈答などの贈り物に適しています。
「武道」と「葡萄」!? 2つのBUDOの共通点。
「葡萄のメッカ」山形市本沢地区で葡萄を生産している今野智夫さんは、
葡萄の生産者としての活躍する一方で柔道スポ少の指導者としても活動し、
この地域の発展に貢献している。
「葡萄」と「武道」という2つの「BUDO」に情熱を傾け、
「良い商品」、「良い選手」を育てていこうと日々ひたむきに努力している今野さん。
その姿に何か同じ共通した「スピリット」を感じてしまう。
「葡萄と武道の共通点? ですか・・・」。
こちらの野暮な問いに戸惑うも、今野さんは照れながら笑った。
取材している私には、たくさんのお客様に口にしていただくために大切に育て上げる美味しい葡萄も、
幼少の頃から精神と肉体を鍛え上げられて立派な大人になっていく少年少女達も、
今野さんにとっては皆かわいい「教え子」たちのように映った。
今野さんの人生が引き寄せている「偶然」以上の「必然」を感じさせてくれる何か。
今野さんの人間性が作り出しているここだけの「ドラマ」が、そこにはあるような気がした。
中学校の頃から柔道一筋の今野さんは、今では地元の小学生と中学生を中心とした
スポーツ少年団の指導的な立場で後進の育成に取り 組んでいる。
「礼に始まり礼に終わる」。
「武道」すなわち「柔道」は、日本の伝統的な「武士道」からの
精神世界を継承している我が国を代表するスポーツである。
相手と直接肌と肌とが触れ合い、互いに投げたり投げられたりする、とてもハードな格闘技。
だからこそ相手に対して「ありがとう」という感謝の気持ちがなければ絶対駄目だ、
と今野さんは子供達に対しても大変厳しい。
「闘う相手に対して礼をする。それが基本。」
相手に対して礼をするということ。
それは日本文化が作り出した、とてつもなくすばらしい「愛情表現」なんだと改めて考えさせられる。
「健全なる精神は健全なる身体に宿る」 これは、ローマの詩人「ユウェナリス」の有名な格言だ。
古くからよく耳にする格言だが、やはりこの格言のよ うにスポーツをやっている人間というのは、
厳しい競技や練習を通して「達成感」と「挫折」を繰り返しながら大きくなり、
そして何より努力していく事の大切さを知る。
そして肉体的にも精神的にも強い人間になっていく。
「葡萄作りの基本はやはり土作りからしていかなければならない。
子供を育てていくには体力的にはもちろん、
心とか精神とかメンタルな部分を育てなければならない。
だから葡萄作りも柔道も根本的なところをしっかり教えていくということが一番大切だ。」
私達は普段、どうしても物事のプロセスよりも結果だけに注視しがちになる。
しかし、仕事が上手な人ほど「基本」に忠実だ。
やはり美味しい葡萄を生産したり、逞しい選手を育成できるということは、
絶えず「基本」に立ち返り、それを「実践」しているからなのだ。
練習場で稽古している子供達は、キラキラと希望に満ちた輝いた目をしている。
この中には、柔道一筋に練習に明け暮れていく少年もいれば、
違うジャンルに活路を見出していく少年少女もいるだろう。
あらゆることを経験し体験し、逞しく成長していく多感な少年期。
人間というのは、少年期に体験したり経験した記憶で、
その人の人格そのものを形成していくという。
その人の性格そのものが、この少年期に決まってしまう。
「小学生のうちは遊び半分、身体と精神を鍛えて
次第に目標や夢を持つようになればそれでいい。」
今野先生に学んだスピリットは、きっと彼らのDNAに組み込まれ、
それぞれの人生の基盤になるに違いない。